khurata’s blog

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2020-07-09から1日間の記事一覧

アヒルと鴨のコインロッカー (伊坂幸太郎・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> 二つの時系列で語られる一つの話軸が終盤で収束してゆくさまは鮮やか。 しかしミステリ慣れした読者なら…

海賊とよばれた男 (百田尚樹・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> 「出光」の創業氏である出光佐三の人生譚を基にした立身義侠伝と言うべき小説。 明治生まれの主人公が昭…

二重生活 (小池真理子・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> そういう事を始めたら、そういう事にも成るであろう、という点では特段の驚きも新奇性も無い。 しかし、…

風に舞いあがるビニールシート (森絵都・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> 表題作品含め6篇を収めた短篇集。 著者が最も力を入れたであろう表題作は、ビニールシートという譬えが…

さまよう刃 (東野圭吾・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> 読後まず思ったのは、これは「忠実な」商業映像化が不可能な作品だと言う事だ。 主人公「長峰」や「鮎村…

アナログ (ビートたけし・著)

<この記事は普段フィクションをほとんど読まない私が作者や作品などの情報・評判を全く知らずに、ただ作品だけを読んで好き勝手に書く読書感想です> 最後まで読ませはするのだが、凡庸な恋愛小説だというのが正直な感想。 天下のたけし師匠ともあろうお方…