(もともと「Yahoo!ブログ」だったものを転載しています)
(投稿日時:2017/10/25(水) 午前 1:08)
今さらな発見だが自分的には重要な事なので書き残しておく。
今まで何年もの間、WinDV や PowerDirector などを使って、DV カメラや DV デッキから DV-AVI 映像を取り込んできたが、成功する時と失敗する時がある。
失敗する時はどうやっても失敗してしまい、正しく再生出来ない AVI ファイルを作ってしまうのだが、成功する時もあって、この違いがよく分かっていなかった。
しかしついさっき、ルートディレクトリに AVI ファイルを作ると失敗するけれども、何らかのサブディレクトリに作れば成功するという現象を確認した。
こうなる機序の詳細は分からないのだが、どうも、WinDV や PowerDirector は、キャプチャ先を、たとえば D:\TEST.AVI と指定すると、D:TEST.AVI という内部指定に置き換えてしまっているように思われる。
なぜそう思ったのか、その理由は以下の2つである。
- PowerDirector で D:\ に保存する設定にすると、キャプチャ終了時の保存ダイアログに D: と表示される。
- PowerDirector で D:\ に保存して失敗した AVI ファイルと、WinDV で D:\ に保存して失敗した AVI ファイルの様相が酷似している。
MS-DOS の系譜である Windows において、D: は D ドライブのルートディレクトリではなく「D ドライブのカレントディレクトリ」を意味するのだが、起動していろいろ操作した後では、あるプロセスにとってのカレントディレクトリがどこであるかは不明確だ。
そこでディレクトリを明確に指定してやると、その曖昧さを排除することができる……ようである。
実際、PowerDirector でも WinDV でも、何らかのサブディレクトリを作ってそこにキャプチャするように指定してやると、大抵うまくいく。