khurata’s blog

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老母の携帯電話機種変更について(その1)

はじめに

 ウチの母は、およそ 10年以上前に持ち込み機種した au の 3G WIN 携帯電話 W53S を使い続けているのだが、au が来年(2022年)3月末をもって 3G を停波するので、やむなく端末の乗り換えを考えざるを得なくなった。

 そこでどのように乗り換えたか、その顛末を書き残しておこうと思う。 私自身、携帯電話の契約やプランには全く詳しくないので、自分なりに調べてみても自信が持てない点が多々有るのだが、こうしてブログに残しておけば、後から反省点も分かるであろうし、もし失敗したとしても、ここをご覧頂く事で、同じ失敗をする人は減らせるであろう。

 母の au 回線契約は 18年を越えており、こちらは「客」であるのに、au 側の都合で面倒な事を考えねばならないのは納得しかねるのだが(そもそも W53S に機種変したのも、前の機種が停波対象だったからで、「向こうの都合」で面倒な事をする羽目に遭うのは2度目という事になる)、今時、携帯電話が使えなくなるのは不便だし、キャリアメールを多用している老母の現状を考えると、今のところは他社に乗り換える選択肢も無い。 総務省がキャリアメールの持ち運びを推進しているようだが、具体的にいつから出来るのかは不透明だ。

 

現状

 現状、どのような契約になっているのかを以下に示す。

・プランSSシンプルWIN(月額¥1,868-、無料通話¥1,000-込み)
スマイルハート割引(50%割引により月額¥934-割引)
・EZWIN(月額¥300-)
・家族割
・他のオプションサービス無し
au WALLET クレジットカード払い(じぶん銀行口座引落し)

以上の月額合計¥1,234- にユニバーサルサービス料¥3- と電話リレーサービス料¥1- を加えた¥1,237- に消費税¥123- を上乗せして毎月¥1,360- を支払っている。

 

条件

 機種変更にあたっての条件は以下の通りである。

1.電話番号は変えない
2.メールアドレス(キャリアメール)は変えない、もしくはキャリアメール付きのプランとする
3.利用料金は現状(月額税込¥1,360-)から大きく変わらないこと、ただし少なくなる分には構わない
4.スマートフォンは除外する(本人の希望)

 

変更案

 以上を踏まえて、私が考えた機種変更の案を示す。

W53S を、4G LTE 携帯電話 GRATINA KYF42(¥33,000-) https://www.au.com/mobile/product/price/#featurephone-48 に機種変更
・料金プランを「ケータイシンプルプランhttps://www.au.com/mobile/charge/4glte-featurephone/plan/k-simple/ (月額税込¥1,507-)にプラン変更
・上記2点により「3Gとりかえ割(ケータイ)」 https://www.au.com/mobile/campaign/fp-torikaewari/ が適用可能になり、KYF42 本体と充電器が実質無料で手に入るはず
・キャリアメールを使うため、「LTE NET」に加入(「ケータイシンプルプラン」においては無料)
・キャリアメールのアドレスが引き続き利用可能かどうかは要確認
・契約者は高齢で持病があるため、「2年契約N」は契約しない
・本年(2021年)9月中に変更が完了すれば「機種変更早割キャンペーン(3G)」 https://www.au.com/mobile/campaign/3g-hayawari/ が適用可能になるはず
・「au ICカード」から、「au Nano IC Card 04(au VoLTE)」への切替えが必要と思われるが、具体的にどう引き継ぎするのか要確認(au ICカード変更の手続きにあたっては、変更手数料(税込¥2,200-)が必要らしい https://www.au.com/mobile/information/contract/

 上記のキャンペーン等が全て適用可能ならば、KYF42 が¥33,000- 割引で一括購入でき(つまり無料)、充電器もプレゼントされ、機種変更の契約事務手数料(税抜¥3,000-)も無料となるので( https://www.au.com/mobile/information/contract/ 「注2」)、機種変の負担金額は実質¥2,200- だけになるはずである。 もっとも、客であるこちら側に何の落ち度も無く、au 側の都合で変えざるを得ないのに、なぜ¥2,200- を払わねばならないのか釈然とはしないが……。

 加えて、「スマイルハート割引https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smile-heart/ を申し込み、月額税込¥407- を割り引くことにより、「機種変更早割キャンペーン(3G)」終了後の月々支払い額は税込¥1,100- になると予想する。 また、「スマイルハート割引」は「2年契約N」と併用しても総割引額が変わらないので、その点からも「2年契約N」は不要である。

 

あらかじめ電話確認した事

 冒頭に書いた通り、私自身はこうした話に詳しくないので、上記の案が、本当にその通りになるのかどうか、色々調べてはみたものの自信が無い。 そのため最寄りの au ショップに電話で上記について確認してみたのだが、詳細については来店してもらわなければ答えられない、との事だった。

 また、機種変にまつわる料金プランの変更について、「au は日割り計算なので、月始めや月なかで変更するより、月末に変更した方が、総支払い額は少なくて済むのではないか」と訊いたところ、そうした相談は 03-777-111 に電話して聞いて欲しい、との事だった。 この電話番号は一見して妙な番号なので、念のため復唱したが、やはり 03-777-111 だと言われた。 ショップへの電話を切ってから半信半疑で掛けてみたが、案の定つながらない番号だった(後になって調べてみたら、どうやら 0077-7111 の事を言いたかったようであるが、この番号についての評判は芳しくない https://www.telnavi.jp/phone/00777111 )。

 次に au のフリーコール 0120-977-033 にも掛けてみたが、10分待たされた時点で電話を切ってしまった。

 

あらかじめやっておいた事

 W53S を操作して、アドレス帳は全て au のサーバに預けた。

 最寄りの au ショップに、ネットで来店予約を取り付けた。 明日(2021年9月14日)の午後である。 その結果は本ブログで紹介するつもりである。 「日割り計算」についてもショップで直接訊いてみたい。

 

現状の不明点

・「au ICカード」を、どのように「au Nano IC Card 04(au VoLTE)」に引き継ぐのか、引き継いだ後の「au ICカード」を W53S に差したら本体内のメールなどは見られるのか(新機種に引き継げるのはアドレス帳だけであるらしいので、知人とやりとりしたメールや発着信履歴は旧機種に保存して見られるようにしておきたい)
・機種変更するとして、KYF42 はいつ手許に来るのか

 

現状の不満点

 再三書いた事であるが、客側に利用上の落ち度が全く無く、契約違反も一切無いにも関わらず、au 側の一方的な都合で、ここまで面倒な事を考え、時間を費やさなければならないのは納得が行かない。 老母も「子供がいなかったら自分ではどうしようも出来ず、携帯電話を手放していた」と言う始末である。

 ここまで来るのに、何時間もネット検索し、au にログインしてはあちこち見て回り、複数回の電話を掛け、謎を1つ1つ潰していったが、それでもなお不安は消えず、「すっきり全部分かった」とは言えない。

 しかも全てを解決するには、結局、こちらがわざわざ出向いていかなければならないのである。 本来ならば、au 側から客側に出向いて説明を尽くすのが「筋の通った対応」であろう。 なぜその労力を客側に求めるのか。 掛かった時間を時給換算して請求したいくらいの気持ちである。

 「そもそも論」として、客にこんなブログを書かせる時点で、サービス業とは言えまい。

(以上)