khurata’s blog

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アナログ色差コンポーネント映像のセレクター

(もともと「Yahoo!ブログ」だったものを転載しています)
(投稿日時:2017/9/15(金) 午後 6:48)


 アナログ色差コンポーネント映像のセレクターと言うと、大抵は D端子セレクターになってしまう。 これはこれで悪くないのかも知れないが、D端子を持たない機器を使っていると、コンポーネント3端子と D端子を兼ね備える変換ケーブルが機器台数分必要になってしまう。

 このような RCA端子用の切替機も在るのだが
https://www.amazon.co.jp/dp/B00SR068M4
メーカーの素性も不明だし、レビューを見てもなんとなく怪しい。

 RCA端子を3つ備えるセレクターと言えば、いわゆる普通ぅぅ~の「AVセレクター」がある。 これはコンポジット映像と右・左音声の3信号を一気に切り替えてくれるので、

  • コンポジット端子にY(輝度)
  • 左音声端子にCb(色差青)
  • 右音声端子にCr(色差赤)

を接続すれば、見事 Y/Cb/Cr のセレクターになるのではないか?と思いがちだが、事はそう簡単ではない。

 コンポジット端子については特に問題無いのだが、ほとんどの AVセレクターの音声端子は、信号線とアースの間に 4.7KΩの抵抗が入っているので、これを取り除かなければ映像が正しく伝わらない。

 というわけで、ビクター Victor のありふれた中古 AVセレクター JX-61B https://www3.jvckenwood.com/accessory/selector/jx-61b/ の内部抵抗を切断し、色差信号セレクターに生まれ変わらせた。 たったそれだけで3信号セレクターになるのだから安い改造である。

 なお、この記事 http://anikiaka.gooside.com/untitled1_042.htm が大変参考になり、助かった。 執筆者にお礼を申し上げたいところだが、残念ながら設置されている BBS が2つとも動作していなかった。